「一日一万歩神話」の根拠を知り「メッツ健康法」の価値を知る

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『一日一万歩はやめなさい!(2015年9月1日 廣済堂出版)』は青栁幸利氏(医学博士。東京都健康長寿医療センター研究所老化制御研究チーム・副部長)の最新刊です。(2015年9月20日時点)

今回の書籍は、(既に「1日8000歩・20分」や「メッツ健康法」を理解し、実践している人向けではなく。)
「一日一万歩で健康になれる」と信じている人、しかもその目標達成のため苦労している人向けの内容となっています。」

このサイトでは、これまで青栁幸利氏の著書は以下の2冊をレビュー紹介しています。
・なぜ、健康な人は「運動」をしないのか?(2014年月 あさ出版)
・運動しないで長生きできる!「メッツ健康法」(2015年3月 宝島社)

今回の『一日一万歩はやめなさい!』3冊目となります。
1日1万歩はやめなさい!

この『一日一万歩はやめなさい!』は「一日一万歩で健康になれる」…「一日一万歩神話」の問題点とその理由が具体的に解説されています。

そもそも「一日一万歩」の根拠は?

「一日一万歩、歩こう、歩かなければならない」…私も含めて、中高年なら誰もが一度は聞いたことがありますよね。

この「一日一万歩」という基準(目標)どういう根拠から生まれたのでしょうか?

本書の「序章「一万歩で健康」のウソと真実」にその答えがありました。

 

高度経済成長を経て、日本全体が飽食になっていった結果、日本人の平均摂取カロリーが1日あたりでおよそ300キロカロリー多くなっていきました。

「一日一万歩神話」の背景には、この食べすぎ問題があったのです。
300キロカロリーを歩くことで消費するには、およそ一万歩。

一万歩=300キロカロリー消費が一人歩きをして、「やればやるほど健康によい」という風潮が常識ととして広まってしまったのです。(26~27ページ)

「一日一万歩神話」の背景がわかりました。

1日の過剰分300キロカロリーを消費するための「一万歩」というわけです。

いたって、わかりやすい話ですが…

「過剰カロリー分」を消費するための「一万歩」であって、「健康」のためという感じはしません。

健康を意識し始めた人が望むもの…

健康を意識し始めた人とは…いいかえると、健康状態に問題を抱えている人、自分の体になんらかの危機感をおぼえている人ではないでしょうか?

※実は、私も(まことに残念なのですが)健康を失って、急に「健康体」の価値に気づいたのです。

で、そんな人が探す「健康法」には必要な条件があります。それは…

先ほどの引用文に続いて、青栁氏の解説。

 

そもそも一万歩歩けば、どのような健康効果があるのかがハッキリしないため、モチベーションも続きにくいのです。(27ページ)

真剣に健康を意識し始めると気になること…健康効果

健康を失って、急に「健康体」の価値に気づいた人は、考え始めます。

「どんな運動(活動)」を「どれぐらい(時間)すればいいのか?」…そしてその「根拠」は?
 ということに着目するのです。

特に「健康効果」の「根拠」…「ナゼ?健康にいいのか?」についてを知りたいわけです。

そして、「どんな運動(活動)」をで難易度を確認し、「どれぐらい(時間)すればいいのか?」という「所要時間」いいかえれば「効率」も確認して選択します。(結構わがままなわけですw)

(要するに)自分の健康のためにと日々心がけるうえで、選択すべき活動は、「無駄」「無理」なことはしたくないわけです。

そういう思いのもとで、私が選択したのが、

現在、日々の運動(活動)量の目標(基準)である
(青栁氏の)1日8000歩・20分…1日8000歩の歩行量と20分中強度の活動を確保する健康法…「メッツ健康法」なのです。

【本の紹介】
書名:一日一万歩はやめなさい!
著者:青栁幸利
出版年月日:2015年9月1日
発行所:株式会社  廣済堂出版

【目次】
はじめに
序章 「一万歩で健康」のウソと真実
1章 8000歩・20分は、こんなにスゴイ健康法だ!
2章 8000歩・20分をムリなく続けるコツ
3章 8000歩・20分を可能にするチョイ足しワザ
4章 8000歩・20分が、コワイ病気やメタボを予防する
5章 8000歩・20分は、老化防止や美容、体質改善にもよい
あとがきに代えて
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【編集後記】…ところで「メッツ健康法」という名称は?

実は今回の書籍『一日一万歩はやめなさい!』のレビュー(むしろ感想文レベルか?)を書く上で、少し戸惑った事があります。

それは、青栁氏は、1日8000歩・20分…1日8000歩の歩行量と20分中強度の活動を確保する健康法について、直近の書籍『運動しないで長生きできる!「メッツ健康法」(2015年3月 宝島社)』のタイトルに見られるように「メッツ健康法」という名称が用いられています。

運動しないで長生きできる「メッツ健康法」ec

ところが、今回の『一日一万歩はやめなさい!(2015年9月1日 廣済堂出版)』では「メッツ健康法」という名称は見当たりません。

私としては「メッツ健康法」で慣れてきたし、多くの相談者に「メッツ健康法」という名称で紹介・解説してきたこともあり、「メッツ健康法」という名称は存続してほしいと思います。

実は、『運動しないで長生きできる!「メッツ健康法」(2015年3月 宝島社)』は「メッツ健康法」の実践のためのマニュアル的なものでした。

「メッツ健康法」の実践で必要な(というか今や不可欠な)中強度での活動時間を測定できる「活動量計(身体活動計)」に関する解説もあります。

※大判図解で読みやすいことも、私のような年代にはありがたいものです。

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