加圧・着圧衣料品の購入前の注意点(加圧・着圧スパッツのクレーム例を参考に)

加圧スパッツの使い方に注意ec

加圧・着圧機能を持たせた衣料品には、スパッツ、トレンカ、ガードル、キャミソール、腹巻…などがあります。

これら加圧・着圧機能を持たせた衣料品に、「(予想以上の)とてもり強い加圧・着圧力」を求める方がおられます。
「思ったより圧が弱かった…がっかり」
といった使用感に関する不満、クレームがその代表的なものです。

「このようなお客様は、いったいどれ位の加圧・着圧力を期待しているのだろうか?(もしかしたら緊縛趣味をお持ちなのだろうか?)」という疑問を持ってしまいます。

そもそも、「強い加圧・着圧力というのは意味・価値があるのだろうか?体に問題を起こさないないだろうか?」という疑問をお持ちの方も多いはずです。

今回は、加圧スパッツの例をもとに、
加圧・着圧系衣料品が「使い方」によっては、必要以上の強い圧力が生じて、思わぬ「トラブル」を引き起こすことを解説します。

国民生活センターでは2011年に「加圧スパッツ」の使用に関する注意喚起があった。

2011年度に独立行政法人 国民生活センターより、『くらしの危険 No.305 加圧を利用したスパッツの使い方に注意』というリーフレットが発行されました。

加圧スパッツの使い方の注意

※「2011年発行のリーフレット!?…ちょっと、古い情報じゃない!?」と思われる人もいるでしょうけど、このジャンルに関しては今でもユーザーさんの認識は(2011年と比べ)大差ないと思えます。

加圧を利用したスパッツの使い方に注意

独立行政法人 国民生活センターによるリーフレット『くらしの危険 No.305 加圧を利用したスパッツの使い方に注意』では以下3点の注意喚起がありました。

加圧スパッツの使い方に注意 事故をおこさないために

①着用中は同じ姿勢を続けないなど、使い方に注意しましょう
②適正なサイズを選びましょう
③重ね履きやまくれ上がりにも注意しましょう

この「リーフレット」を私が初めて読んだ(2012年頃だったと思います)とき、「やっぱりね!」と思いました。
以下、私の経験談もおりまぜながら、一つずつ解説します。

長時間同じ姿勢(特にしゃがんだまま)になる場合は着用しない方がよい。

「①着用中は同じ姿勢を続けないなど、使い方に注意しましょう」とありますが、具体的にはどんな問題がおきるのか?について以下のように解説されています。

 

①着用中は同じ姿勢を続けないなど、使い方に注意しましょう

加圧を利用したスパッツは、部位によっては医療用の弾性ストッキングと同等以上の衣服圧になることがありました。

特に「しゃがむ」姿勢をしたときに膝やふくらはぎの衣服圧が高くなり、加圧を利用したスパッツを着用することで静脈血が停滞しやすくなる可能性があります。

同じ姿勢を続けないなど、使い方に注意しましょう。

【くらしの危険305 加圧を利用したスパッツの使い方に注意
独立行政法人 国民生活センター】

そもそも着圧・加圧をうり(特徴)とした衣料品は、体に密着するようになっています。また、スパッツやトレンカタイプはヒザの上下まわりや、ふくらはぎまわりに加圧構造がある場合が多いです。

ソックスタイプは膝を曲げるといい意味でズレ下がって調整してくれます。
一方、スパッツ、トレンカ、レギンス系は腰回りで固定されているので「しゃがむ」姿勢をとり続けると、膝やふくらはぎの衣服圧(着圧)が高くなり、「着圧・加圧」感から「締め付け」感に変わってきます。「締め付け」感がある場合は、血液の循環を妨げていることになります。

サイズ選びは適応サイズを選択する。

 

②適正なサイズを選びましょう

自分の身体寸法を正しく把握し、サイズが適正なものを選ぶことが大切です。通信販売等では商品を確認することが難しいため、購入の際には慎重に対応しましょう。【同上】

「サイズは適応サイズを確認して選ぶ」ことはいうまでもないことです。
(よくあるのですが)「ワンサイズ下げたものをあえて選ぶとかはやめたほうがいいです。

※「着圧、加圧系衣料品の見分け方については別なページで詳しく説明しますネ(現在準備中)

カーリング現象(まくれ)にも注意!!

 

③重ね履きやまくれ上がりにも注意しましょう

衣服圧が高まる危険がありますので、着用時にはハイソックスなど他の加圧製品との重ね履きは避け、まくれ上がりにも注意しましょう。【同上】

着圧・加圧系のアイテムは長時間着用して動いていると「まくれあがり」「まくれさがり」が起きやすいものです。
私は、着圧・加圧系衣料品の「まくれあがり」「まくれさがり」を「カーリング(現象)とよんでいます。

実は、このまくれた部分が太い輪ゴムのようになり、必要以上にしかも狭い範囲に集中して締め付けてしまうわけです。

スパッツ系とは異なるアイテム…例えば「ウエストシェイパー」「腹巻タイプ」でもカーリングはおきやすいです。(原因は「サイズ違い」が多いのですが)お腹まわりでカーリング(まくれ下がり)が起きると、まるでロープでお腹を強く縛られたような感じがしてとても苦しいものです。(経験してます。)

※着圧・加圧系衣料品の着用後、短時間でカーリングが起こる場合は、サイズ違いか、そのアイテムそのものの品質、構造がご自身の体に適さないわけですから、着用はやめたほうがよろしいでしょう。

着圧・加圧力の目安は!?

着圧・加圧系衣料品は、自分の体に「フィット」するかどうかが最大のポイントです。
「フィット」している時の感じは、締め付け的なものではなく、心地よいものです。痛みなど不快感がある場合は着用をやめたほうがいいでしょう。

好ましい着圧・加圧力の目安は、着用時に「手の平」が入る程度といわれています。
「手の平」を入れられない状態の時は圧力がかかりすぎている状態です。

(ここまで読んでいただけた方なら)それが体にとって好ましくないという事を容易に理解していただけると思います。

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